で,ついさっき修正したバルーンもそこにあります.
この box.net はオンラインストレージサービス(ネット上に個人のデータ領域を提供するサービス) なのですが,数あるオンラインストレージサービスの中でもこのサービスを利用した理由は Webdav 機能がついているからなんですね.
Webdav っていうのは,Windows でも Ubuntu でも標準で付いているファイラー(ファイルマネージャ)から直接,そのサービスに接続する機能です.
通常のオンラインストレージサービスは,「ブラウザでそのサービスにアクセス→アップロードボタンをクリック→アップロードファイルを選択→アップロード開始」という流れなのですが,Webdav 機能がついていると,いつも通りにファイルを移動・コピーさせる感覚でオンライン上にファイルをアップロード,ダウンロード,編集することができます.
そのやり方は他の記事にお任せしましょう(ぉぃ.
- Windows の場合: Google の検索結果
- Ubuntu の場合: Google の検索結果
Ubuntu の標準ファイルマネージャは Nautilus で Webdav への接続は簡単です.Windows も然り.しかし,私が現在メインに使っている OS は Lubuntu 12.04 であり,この標準ファイルマネージャは PCManFM…このファイルマネージャ,Webdav はサポートしているようなのですが,どうにも box.net に接続できない….ググっても欲しい情報が手に入らない….
というわけで,CUI で処理しようと思います.
長いので以降は折りたたみ.
この作業に必要なのは davfs2 パッケージです.apt-get やパッケージ管理マネージャからさくっと入れちゃいましょう.
$ sudo apt-get install davfs2次にマウントポイントを作ります.
$ mkdir ~/box.netそして,マウント.
$ sudo mount -t davfs -o rw,uid=<マウントするユーザのuid>,gid=<マウントするユーザのgid> https://www.box.net/dav ~/box.netあとは box.net のアカウントとパスワードを尋ねられるので,それを入力すれば自分のホームディレクトリ内の box.net ディレクトリ内に box.net の内容ができていて,いつも通りのファイル操作でアップロード,ダウンロード,編集ができます.
なお,終わったら
$ sudo umount ~/box.netとすることで完全に box.net のサーバに現在の状況が反映されます.
……毎回,こういうことをするのは面倒なので,関数を作ってみました.
~/.bashrc のファイル末尾に以下の関数をつけてリロードすれば box.net と打ち込むだけで davfs2 インストール後の作業が自動的に行われます.しかも,マウント済みの状態で実行するとアンマウント処理が行われます.
# box.net 接続関数 box.net(){ boxnet_mount=~/box.net if [ ! -d ${boxnet_mount} ]; then mkdir ${boxnet_mount} fi username=`whoami` if [ "`mount | grep \"/home/${username}/box.net\"`" ]; then echo -n "box.net is already mounted. Do you want to remove it? (y/N) > " read user_select if [ "${user_select}" = "y" -o "${user_select}" = "Y" ]; then sudo umount ${boxnet_mount} && echo "Complete" || echo "Failed..." else echo "Canceled..." fi else uid=`id -u ${username}` gid=`id -g ${username}` sudo mount -t davfs -o rw,uid=${uid},gid=${gid} https://www.box.net/dav ${boxnet_mount} fi }
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