一方、LinuxMint の標準ファイルマネージャ Nemo にはそんな拡張機能がこれまでありませんでした。勿論、LinuxMint に Nautilus をインストールして標準ファイルマネージャに設定すれば、上記の拡張機能は利用できます。しかし、最近の Nautilus は簡略化しすぎて使いにくく、ファイルマネージャとして利用する気が起きない。
そんなジレンマを解消してくれるかのごとく、WebUpd8 で Nemo 用の画像編集拡張機能が紹介されました。
→ 「Manipulate Images In Nautilus Or Nemo With `Image Tools` Extension ~ Web Upd8: Ubuntu / Linux blog」
導入方法は、WebUpd8 で紹介されている通り、端末から
$ sudo add-apt-repository ppa:atareao/nemo-extensions $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install nemo-image-tools $ nemo -q最後の "nemo -q" は、PC の再起動やログアウトでも OK です。
これで、デジカメで撮った写真の回転やリサイズがしやすくなった上、nautilus-image-manipulator にはない簡単な画像加工もできるようになりました。
画像加工の一覧は以下の通り。
- Black and white:白黒化 (色の加減はドット調整)
- Blur: ぼかし
- Border: ??? (加工前後での違いがわからなかった…)
- Contour: 輪郭抽出
- Convert: 画像変換
- Enhance: 画像調整 (明度、彩度、コントラスト、シャープネス)
- Flip: 反転 (縦、横)
- Greyscale: グレースケール化だと思う (なぜかうまくいかない…)
- Negative: ネガ化
- Resize: リサイズ (ピクセルと%指定可能)
- Rotate: 回転 (回転角度と回転方向指定可能)
- Shadow: 画像の回りに黒い枠を付ける (本来は画像に影を付けるってことだろうけど…)
- Vintage: ビンテージ風に加工 (色褪せ加工)
- Watermark: 別のロゴ画像挿入