画像いっぱい貼り付けて長くなったので,折りたたみ.
佐川美術館は,十五代樂吉左衞門(楽茶碗づくりの名工)が考えた茶室や作品,日本画家の平山郁夫や彫刻家の佐藤忠良の作品が展示されている美術館です.
二番目と三番目の写真の奥(葦に囲まれた建物)にある茶室の作りは素晴らしかったです.
遠近感を際立たせ,これから茶室という別世界に入るという気持ちにさせる入り口に始まり,水音を来た人に楽しませる水露地.光により,季節や時間を楽しませる小間や広間.
特に印象深かったのが,太陽の光にあたった葦の葉の緑色が水面に映り,それが茶室の小窓に入って茶室の障子にうっすら緑色に染める工夫.
また,アクリル柱に切れ込みを入れて,アクリル柱を通った光が竹のように見せる工夫.
どれをとっても,なかなか考えつかない素晴らしいものでした.
また,演出的工夫の他,作っている建材も数々の工夫が凝らされていて,飽きることはありませんでした.
写真を撮ることができず,ましてや公開もできなかったのが残念です.でも,やっぱり,こういうのは写真や言葉で説明するよりも実際に見たほうが何十倍も感動があると思います.
案内所 |
寿長生の郷では,昼食の他,お茶とお菓子を戴きました.
入り口の案内所は寄付を模していてなかなか風情があり,各建物の入り口に氷が置いてあって,涼を楽しめました.
また,美山つづら弁当もなかなか美味でした.ちなみに,つづらの中は二段重ねになっており,中々の食べごたえ.
お茶とお菓子を戴いた茶席も,ちょうど七夕(前日にあったけど)だったので,床には短冊,茶碗は星や月がついたもの,棗が螺鈿で天の川を想像させるもので,茶杓の銘が七夕とまさに七夕づくしでした.
七夕とは関係ないですけど,風炉と釜がガラス製だったのには驚きでした.中の沸騰する様子が見えつつも,涼しげでとても良かったです.
また,機会があれば行ってみたいと思いました.
美山つづら弁当 |
つづら弁当の中身 |
茶室の釜 |
ガラスの炉と釜 |
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