2014/06/30

nemo用のimage-manipulator作ってみたよとか

以前、「画像操作機能が LinuxMint でもできるようになったとか」で LinuxMint、つまり nemo で画像を編集できるようになったと紹介しました。

しかし、PPA で導入する関係上、Ubuntu 14.04 に対応する LinuxMint 17 ではインストールすることができません。毎回、要望を出したり、自分で PPA などを作ってそれぞれのバージョン用を作るもの大変です。

なので、私がよく使う機能を Nautilus-scripts/Nemo-scripts として作ってみました。


導入方法
  1. imagemagick をインストール
    • 端末からは
      $ sudo apt-get install imagemagick
    • 「Synaptic パッケージマネージャ」や「ソフトウェアの管理」からもインストールできます
  2. ホームディレクトリの隠しディレクトリの「.gnome2」内に「nemo-scripts」というディレクトリを作成 
    • Ctrl+h を押すと、隠しディレクトリを表示できます
      (.gnome2 というディレクトリがない場合は作成)
    • Nautilus を使っている方は、nautilus-scripts というディレクトリを作成
  3. こちらから「image-manipulator.tar.gz」をダウンロード
  4. ダウンロードした「image-manipulator.tar.gz」を展開
    右クリックメニューから「ここに展開する」で展開
  5. 展開して現れた「image-manipulator」ディレクトリを作成した「nemo-scripts」内にコピー

使い方
  1. 画像を選択 (複数も可)
  2. 右クリックメニューの「スクリプト (S)」→「image-manipulator」でスクリプトを選択

それぞれのスクリプトについて
  • Convert format
    • 画像フォーマット、つまり拡張子を変更します。
    • デフォルトでは、jpg、png、gif、bmp が選択できますが、「User defined」で拡張子を入力することで、imagemagick で変換できるフォーマットを指定できます
    • 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_cnvrt」が付きます
  • Convert image type
    • 画像を Grayscale (グレースケール)、Palette、TrueColor (8 / 16 bit)、…、Monochrome に変換することができます (実は作者自身、グレースケールとモノクロームしか分かってなかったり…)
    • 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_type」+「画像タイプ」が付きます
  •  Resize
    • 画像のサイズを変更できます
    • 実行するとテキストボックスが現れるので、「縦x横」を入力します (縦横比固定)。「縦x横!」とすると、縦横比を無視してリサイズします。
    • %で指定することも可能です
    • 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_type」+「画像タイプ」が付きます
  • Rotate
    • 画像を回転 / 上下反転 / 左右反転できます
    • 上から順に「時計回りに90度」「半時計回りに90度」「180度回転」「指定した角度に回転」「上下反転」「左右反転」です
    • 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_rotate」(回転系)、「_flip」(上下反転)、「_flop」(左右反転)が付きます
また、スクリプトをテキストエディタで開いて、いじるとファイル名の末尾に付く文字列などを変更できます。
  • suffix を変えることで変換後のファイル名末尾を変更できます
  • default_behavior のいずれかの行頭の「#」を取り除けば、ファイルの上書きなどの挙動を変えられます。
    • overwrite: 強制的に上書きします
    • suffix: ファイル末尾に文字列を付加して、上書きしません (同一ファイル名が存在する時はファイル名の末尾に「_数字」が付きます)
    • question: 実行前に overwrite にするか、suffix にするか尋ねます
ライセンスとかは特にないので、再配布や改変はご自由に。
要望とかあれば、時間の都合や私のスキルで対応可能な範囲内であれば、対応します (^^;

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