しかし、PPA で導入する関係上、Ubuntu 14.04 に対応する LinuxMint 17 ではインストールすることができません。毎回、要望を出したり、自分で PPA などを作ってそれぞれのバージョン用を作るもの大変です。
なので、私がよく使う機能を Nautilus-scripts/Nemo-scripts として作ってみました。
導入方法
- imagemagick をインストール
- 端末からは
$ sudo apt-get install imagemagick
- 「Synaptic パッケージマネージャ」や「ソフトウェアの管理」からもインストールできます
- ホームディレクトリの隠しディレクトリの「.gnome2」内に「nemo-scripts」というディレクトリを作成
- Ctrl+h を押すと、隠しディレクトリを表示できます
(.gnome2 というディレクトリがない場合は作成) - Nautilus を使っている方は、nautilus-scripts というディレクトリを作成
- こちらから「image-manipulator.tar.gz」をダウンロード
- ダウンロードした「image-manipulator.tar.gz」を展開
右クリックメニューから「ここに展開する」で展開 - 展開して現れた「image-manipulator」ディレクトリを作成した「nemo-scripts」内にコピー
使い方
- 画像を選択 (複数も可)
- 右クリックメニューの「スクリプト (S)」→「image-manipulator」でスクリプトを選択
それぞれのスクリプトについて
- Convert format
- 画像フォーマット、つまり拡張子を変更します。
- デフォルトでは、jpg、png、gif、bmp が選択できますが、「User defined」で拡張子を入力することで、imagemagick で変換できるフォーマットを指定できます
- 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_cnvrt」が付きます
- Convert image type
- 画像を Grayscale (グレースケール)、Palette、TrueColor (8 / 16 bit)、…、Monochrome に変換することができます (実は作者自身、グレースケールとモノクロームしか分かってなかったり…)
- 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_type」+「画像タイプ」が付きます
- Resize
- 画像のサイズを変更できます
- 実行するとテキストボックスが現れるので、「縦x横」を入力します (縦横比固定)。「縦x横!」とすると、縦横比を無視してリサイズします。
- %で指定することも可能です
- 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_type」+「画像タイプ」が付きます
- Rotate
- 画像を回転 / 上下反転 / 左右反転できます
- 上から順に「時計回りに90度」「半時計回りに90度」「180度回転」「指定した角度に回転」「上下反転」「左右反転」です
- 変換後は、変換前のファイル名の末尾に「_rotate」(回転系)、「_flip」(上下反転)、「_flop」(左右反転)が付きます
- suffix を変えることで変換後のファイル名末尾を変更できます
- default_behavior のいずれかの行頭の「#」を取り除けば、ファイルの上書きなどの挙動を変えられます。
- overwrite: 強制的に上書きします
- suffix: ファイル末尾に文字列を付加して、上書きしません (同一ファイル名が存在する時はファイル名の末尾に「_数字」が付きます)
- question: 実行前に overwrite にするか、suffix にするか尋ねます
要望とかあれば、時間の都合や私のスキルで対応可能な範囲内であれば、対応します (^^;
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