2016/06/01

Dokuwiki 始めてみましたとか

無銘闇人の備忘録」を始めてみました、の告知です。


Raspberry を遊ばせているのももったいないので、自分のスキルでもできるウェブサーバを構築して、ウェブページでも公開しようと思い至りました。
構築方法は先人の知恵を借りると、わんさか情報が転がっているので、今回は割愛しますが、ルータのマニュアルを読んで外部公開用にちょこちょこ弄って、無料 DDNS サービス (MyDNS.jp) に登録、定期的に cron でログインさせたぐらいですね。で、ここまでは余裕で設定できました。

が、いざコンテンツについて、よくよく考えると、既に自分のホームページは Google site で作っているんですよね。かと言って Google site で公開しているものをこちらに引っ越すのも面倒…。そもそも停電とかサーバーダウンになったら誰もアクセスできなくなるし…。

あと、ブログだと、ある程度背景とかまで調べてしまい、時間がかかるし…などと、あーだこーだ考えた末、メモ感覚で更新できる wiki でも作ろうとなりました。


まぁ、wiki と言っても、いろいろな種類があるのですが、私がこれまで扱ったことがあるのは、pukiwiki
サードパーティのアドオンが非常に多く、カスタマイズ性に富んだ wiki なのですが、これは仕様が変わりやすい (?) PHP 言語でできているため、PHP のバージョンが上がると、これまでのアドオンが使えなくなって四苦八苦したという嫌な思い出があります (データ自体は使えるのですが、アドオンで整形していた場合は、レイアウトが崩れて目も当てられなくなって…)。
それでも pukiwiki の開発者やアドオンの開発者が対応版をすぐ出してくれると問題ないのですが、Ver. 1.4.7 の時に停滞していたこともあり、ちょっと不安が残ります。

なので、別の wiki にしようと思ってまず考えたのが、Wikipedia なんかで使われている MediaWiki。ただ、これはデータベースを使う wiki なので、データベースがある意味ブラックボックス化しているのと、移行を考えると、トラブったときのメンテナンスが面倒だったりするので、却下。

データベースを使わない wiki に絞り込んでみると、TiddlyWiki は1ファイルのみの Wiki で、ひとり Wiki としてはいいのですが (実際に今も使っていますが)、それぞれの項目 (tiddler) を1ページに動的に表示していくので、逆に見づらいというのがあります。

マークダウン言語のテキストファイルを自動的に解析してブラウザで表示してくれる MDwiki は、Dropbox とか Bittorrent Sync とかでサーバと同期すれば更新は楽でしょうが、スマホからちょっと編集したい場合には不向きですね。

で、最終的にたどり着いたのが Dokuwiki です。
これも PHP 言語で書かれているのですが、pukiwiki のようにアドオンで拡張せずともそれなりに使えるのが、魅力的です (かと言って、アドオンが全く無いわけではありません)。サードパーティのアドオンで支えられている状態だと開発者が対応版を出すか微妙なので、そこは心強いですね。
あと、Ubuntu のデフォルトリポジトリに入って、apt-get でインストールできるくらいですから、メンテナンスもしっかりされています。

私は、apt-get ではなく、公式サイトからダウンロードして導入しましたが、パーミッションの設定もpukiwiki ほど多くなく、楽に導入できました。

編集は、他の wiki 同様、マークダウンや pukiwiki 記法に近い独自の記法ですが、編集画面がリッチエディタなので、記法が分からなくてもほとんどの表現はできます。
また、箇条書き (リスト) は1個目を作った後、改行すると自動的に次のリストのマークを作成してくれますし、リストマーク (* や - マーク) の直後にスペースを押すと、リストのレベルを下げてくれる (Backspace でレベルを上げる) ので、編集も容易にできます。

また、見出しに対応した目次が自動生成されるのも魅力的な点です。

今後は、自分の仕事のスキルや、仕事を楽にする Tips を wiki に載せていきたいと思います (となると、このブログを続ける意義って…w)。まぁ、サーバが Raspberry なので頻繁にダウンするかもしれませんが wiki の方もよろしくお願いします。

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