2016/10/22

卓上扇風機を作ったとか

もう夏も終わり、秋に差し掛かっていますが、私が住んでいる神戸市はここ数日なぜか暑いので、卓上扇風機を作ってみました。

きっかけとか、どーでも良いって人はページの真ん中ぐらいまで飛ばしてくださいw。


近年、節電やら健康の問題やらで、職場のエアコンの温度が上げられたり、エアコンすらない夏の職場で、デスクワークをする方の傍らで活躍するのが卓上扇風機。
もう、あるのとないのじゃ仕事の効率が違いますな。それは私だけw?

そんな卓上扇風機ですが、コンセントタイプだけではなく、USB で電源を取るタイプの製品も多く出回っています。私も無印良品の二枚羽の卓上扇風機やら、その卓上扇風機に似た Geekway の製品を買っていました。

これらの製品はデスクワークでは風量も十分ですし、静音性もまずまずで満足していたのですが、一つ問題がありました。

それは、耐久性です。
私は日中ずっとデスクワークばかりしていて、扇風機はその間ずっと使っていることになるのですが、Geekway の製品は、1ヶ月ももたずに使い物にならなくなりました。まぁ、購入直後からカラカラと音がなっていたり (回転部の接触不良)、製品が入ってきた箱には Made in China とありましたので、安さ相応なのかなと思います。無印良品の製品は、まだ現役ですが、購入直後に比べると風量が落ちてますし、時々スイッチの制御が甘いのか強モードになったりします。

これまで買ってきた製品は、卓上扇風機のおすすめサイトを見て買っていたのですが、ほとんどが風の強さや静音性、デザイン性でまとめられていて、耐久性にはほとんど触れられていません。

同じことを感じている人はいたみたいで、原因はモーターの整流子とブラシの摩耗にあるそうです。
USB扇風機ふたたび|こむぎブログ~猫とコンピュータ~

じゃあ、摩耗しないタイプの無整流子モーターの卓上扇風機を買えばいいじゃんと思ったのですが、そんなモーターの特性まで書いている販売サイトはなかなかない訳で…。

というわけで、初めから無整流子モーターが使われているであろう PC に使われているファンを利用することにしました。調べてみると、PC のファンを利用した卓上扇風機を作っている猛者は結構いるみたいで、作り方のサイトはよくあります。

ありますが、ハンダ付けとかホットボンドとか、 いかにも猛者って感じです。
そこまでして頑張りたくない私は、以下のものを Amazon でぽちって組み立ててしまいました。
(以下、Amazon のリンクなので、ブラウザに AdBlock をインストールしていると、製品が表示されなくなります。見る場合は AdBlock を一度外してからご覧ください。)

台座はこれ。
これは 12V タイプなので電源が別途必要なのですが、5V タイプは USB の電源ケーブルも入っているそうなので、USB で駆動させたいって人はそちらを買ったほうがいいんじゃないでしょうか。

ファンは指向性があるということで有名な SST-AP121。
メーカーの仕様によるとフルに動かすには 12V が必要ってありますが、最低動かすには 5V あればいいようですので、上の台座の 5V タイプでも動かせるのではないでしょうか。
あと、指向性にこだわったのは、別件でサーバ数台をまとめて冷やすための小型のファンを買ったのですが、 意外に風が拡散してしまって 1m 先まで風が届かない…という残念な経験があったので、こちらにしました。
あと、このファンの耐久性は 50,000 時間のようです。24 時間フル稼働で、5年半はもつ計算ですね。回転数は 1,500 rpm で、これは扇風機の強に当たるらしい…。
→「素朴な疑問 QA625

電源は 12V を供給できるタイプの電源を購入 (台座の 5V タイプを買う人には不要)。
これ、買ってから知ったのですが、外付けのデバイスのセルフパワーにも使えるようですよ。


で、Amazon から本日全部届いたので、組み立ててみました。

まずは開封の儀を。

台座。
シンプルなパッケージの中に、台座と組み立てるのに必要なネジ、ケーブル、ゴム足が入っています。説明書はない!

ファン。
上品な感じのパッケージに7枚羽のファン、電源変換ケーブル、プッシュピンなどの PC ケースに取り付けるためのパーツが入っています。

電源。
パッケージの割に、中身はシンプル! アダプタ、スイッチ付きケーブル、4 ピンから SATA に電源を変換するケーブルのみが入っています。


さて、組み立てに入ります。必要な道具は、精密ドライバくらいでしょうか。

まず、ファンを台座に固定します。 というか、メインの作業はこれくらいですw。
説明書がないので、パーツをあれこれ動かしてみました。

70度と90度が選択できるとあったから、こうかな…。
なんだか、ネジ穴の位置がファンと合わないようなので、降参! Google 先生に画像検索で尋ねてみました。

意外や意外、間に挟めるのではなく、前後に付けるみたいです。
 顔に風を当てたいので、斜めに固定してみます。ちなみに、風の向きは PC 組み立てる人なら常識なんでしょうが、念の為…ファンの中心のラベルがある方に吹いてきます。なので、上の写真の右側はちょっと効率が悪くなりますね。逆向きにしないと…。

まず、長い黒ネジで留めます。

ネジ穴が結構きついので、不要かもしれませんが、裏側をナット?で留めます。

卓上扇風機の設置場所が傷つかないように、付属のゴム足?を貼り付けて、ファン本体は完了。

電源と接続します。
ファンに付属している変換ケーブル (5V、7V、12V と書いてあるケーブル) をファン側のケーブルに接続します。さらに、今回は 12V の電源が確保できているので、12V を電源に接続します。5V タイプであれば、5V に接続すればいいのかな。

これで完成。
早速、電源をコンセントに挿して、スイッチオン!

音は無印良品のファンに比べると小さく、そんなに気にならないレベルですね。
回転数から、風量が扇風機の強だと判断していましたが、ファンの径が小さいので体感では弱〜中な感じでしょうか。それでも、指向性があるのでしっかりと風は届きます。
ただ、このファン、裏側はファンガードがないので、左右の向きを変えるときは持つ手に気をつけなければなりませんw。

ケーブル周りは不格好ですが、おおむね満足のいく卓上扇風機ができました。これで数年は卓上扇風機で、買い悩むことはないでしょう。

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